「GMTって何?」「STEPNで稼げるって聞いたけど、どういう仕組み?」「GSTとの違いがわからない」
仮想通貨GMT(Green Metaverse Token)は、歩いて稼げるアプリ「STEPN(ステップン)」と深く関わるトークンです。2022年に大きな話題となりましたが、仕組みを正しく理解している人は多くありません。
この記事では、GMTの基本的な仕組みとSTEPNとの関係について、初心者向けにわかりやすく解説します。GMTとGSTの違い、ゲーム内での使い道、入手方法、そしてリスクまで、知っておくべき情報を網羅しています。
この記事は仮想通貨GMTの仕組みを理解するための教育目的で作成しています。特定の仮想通貨やゲームの利用を推奨するものではありません。仮想通貨には価格変動リスクがあり、投資判断は自己責任で行ってください。
- GMTの基本情報とSTEPNとの関係
- GMT(ガバナンストークン)とGST(ユーティリティトークン)の違い
- GMTのゲーム内での使い道
- GMTの特徴と仕組み
- GMTの入手方法
- リスクと注意点
GMTとは?基本情報を確認

まず、GMTの基本情報をしっかり押さえておきましょう。GMTを理解するには、発行元のプロジェクトであるSTEPNについても知っておく必要があります。
GMTの概要と基本データ
GMT(Green Metaverse Token)とは、「STEPN(ステップン)」というNFTゲームのプラットフォームで使用されるガバナンストークンです。ガバナンストークンとは、プロジェクトの運営方針や開発の方向性について、保有者が投票で意見を反映できる権利を持つトークンのことを指します。
GMTは2022年3月にローンチされ、STEPNの運営母体であるFind Satoshi Lab(FSL)が発行しています。FSLはオーストラリアを拠点とする企業で、Web3分野でさまざまなプロジェクトを展開しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Green Metaverse Token(GMT) |
| ローンチ | 2022年3月 |
| 発行上限 | 60億枚(固定) |
| 対応チェーン | Solana、BNB Chain(BSC)、Ethereumなど |
| 運営組織 | Find Satoshi Lab(FSL) |
| 関連ゲーム | STEPN、STEPN GO |
| 時価総額ランキング | 100位〜200位圏内で変動(2026年1月時点) |
STEPNとは?Move to Earnの先駆け
STEPN(ステップン)は、「Move to Earn(動いて稼ぐ)」というコンセプトのNFTゲームです。2021年にオーストラリアで創業されたFind Satoshi Labによって開発されました。2022年に世界的なブームを巻き起こし、Move to Earnというジャンルを確立した代表的なプロジェクトです。
ユーザーはNFT化されたスニーカー(靴)を購入し、実際に歩いたり走ったりすることで仮想通貨を稼ぐことができます。スマートフォンのGPS機能を使って移動を検知し、その距離や時間に応じて報酬が得られる仕組みです。健康的な運動習慣とブロックチェーン技術を組み合わせた革新的なアプローチとして注目を集めました。
STEPNは2022年に世界的な話題となり、「歩くだけで稼げる」として多くのユーザーを集めました。一時期は月間アクティブユーザーが数百万人に達し、NFTスニーカーの価格も高騰しました。ただし、その後は市場の冷え込みとともにユーザー数は減少しています。
Move to Earn:歩く、走るなどの身体活動によって仮想通貨報酬を得られる仕組み。「Play to Earn(ゲームで稼ぐ)」の派生形として2022年頃から注目された。STEPNがこのジャンルを広めた代表的なプロジェクト。類似のコンセプトとして「Sweatcoin」「WIRTUAL」などがある。
STEPNの基本的な仕組み
STEPNで稼ぐには、まずNFTスニーカーを購入する必要があります。スニーカーには「Walker(歩行向け)」「Jogger(ジョギング向け)」「Runner(ランニング向け)」「Trainer(全速度対応)」の4種類があり、それぞれ最適な移動速度が異なります。
スニーカーには「エネルギー」という概念があり、1日に稼げる時間が制限されています。基本的に1足で2エネルギー(10分間)が付与され、より多くのスニーカーを保有することでエネルギー上限が増加します。このエネルギー制限により、無限に稼ぎ続けることはできない設計になっています。
GMTとGSTの違いを理解する
STEPNには2種類のトークンがあります。この違いを正しく理解することが、GMTを理解する上で非常に重要です。多くの初心者がこの2つのトークンを混同してしまうため、それぞれの役割と特徴を詳しく解説します。
GMT:ガバナンストークンの役割
GMTは、STEPNプラットフォームの「ガバナンストークン」です。ガバナンストークンとは、プロジェクトの運営方針の決定に参加する権利を持つトークンのことです。株式会社における株式に近い概念で、保有者は運営に対して発言権を持ちます。
GMTの主な役割と特徴
- 運営への投票権:STEPNの運営上の重要な決定に投票できる。新機能の追加、ルール変更、エコシステムの改善案などに意見を反映可能
- 高レベルスニーカーでの獲得:レベル30のスニーカーで歩くとGMTを報酬として獲得できる。通常のプレイではGSTしか獲得できないため、GMT獲得は上級者特権
- スニーカーのレベルアップ(高レベル時):レベル10、20、29、30へのアップグレードにはGMTが必要。特に高レベルほど多くのGMTを消費する
- ミント(スニーカー作成):2足のスニーカーから新しいスニーカーを生成する際にGMTが必要
- 発行上限あり:60億枚と固定されており、新規発行されることがないため希少性がある
- ステーキング報酬:GMTをロックすることで追加報酬を得られる仕組みがある
GST:ユーティリティトークンの役割
GST(Green Satoshi Token)は、STEPNの「ユーティリティトークン」です。ゲーム内で日常的に使われる通貨としての役割を持ち、ゲームプレイに密接に関わるトークンです。
GSTの主な役割と特徴
- 歩くことで獲得:スニーカーで歩くと報酬として獲得できる。獲得量はスニーカーのレベル、属性値、エネルギーなどによって変動
- スニーカーの修理:使用した靴のリペア(修復)に必要。スニーカーは使うほど耐久度が減少し、修理しないと報酬効率が低下する
- スニーカーのレベルアップ(低レベル時):レベル1〜9までのアップグレードにはGSTのみで対応可能
- その他のゲーム内消費:ジェム(装備アイテム)のアップグレード、ミステリーボックスの開封、ソケットの解放など様々な場面で消費
- 発行上限なし:ゲームのプレイに応じて新規発行される。大量に稼げる一方で、価値が下がりやすい構造
| 項目 | GMT | GST |
|---|---|---|
| 正式名称 | Green Metaverse Token | Green Satoshi Token |
| 役割 | ガバナンストークン | ユーティリティトークン |
| 発行上限 | 60億枚(固定) | なし(無制限) |
| 獲得条件 | Lv30スニーカー使用時 | スニーカー使用時(全レベル) |
| 主な使い道 | 高レベルアップ、ミント、投票 | 修理、低レベルアップ、消費全般 |
| 価格安定性 | 相対的に安定しやすい | 供給過多で下落しやすい |
なぜ2種類のトークンが必要なのか?
2種類のトークンを使い分けることで、ゲーム内経済システムのバランスを取っています。これはSTEPNに限らず、多くのブロックチェーンゲームで採用されている設計思想です。
- GST(消費用):ゲーム内で大量に消費されるため、発行上限を設けず流通量を調整。プレイヤーが増えれば発行量も増えるが、同時に消費量も増える仕組み
- GMT(価値保存用):発行上限を設けることで希少性を確保し、長期的な価値を維持。バーン(焼却)の仕組みにより供給量を減らすことも可能
もし1種類のトークンしかなければ、ゲームの人気が高まると大量に発行され、インフレにより価値が急激に下落しやすくなります。2種類に分けることで、日常的な消費はGSTで行い、GMTの価値を保護しています。この設計により、GMTは「長期的に保有する価値のあるトークン」としての性格を持つことになります。
GMTの主な使い道を詳しく解説

GMTの具体的な使い道を詳しく見ていきましょう。GMTはゲーム内で重要な役割を果たしており、その使い道を理解することでSTEPNのエコシステム全体が見えてきます。
使い道1:スニーカーのレベルアップ(Lv10以上)
STEPNでは、スニーカーのレベルを上げると報酬効率が向上します。レベルが高いほど1分あたりに稼げるGSTが増加し、属性ポイントも多く獲得できます。レベル10以上にアップグレードする際には、GSTに加えてGMTが必要になります。
具体的には、レベル10、20、29、30へのアップグレード時にGMTが消費されます。例えば、レベル10→11に上げる際には100GMT程度、レベル29→30に上げる際には200GMT以上が必要になることがあります(具体的な金額はゲームのアップデートにより変動する場合があります)。
これにより、GMTはゲームを本格的にプレイする上級ユーザーにとって必須のリソースとなっています。レベル30のスニーカーを作るためには相当量のGMTを消費する必要があり、これがGMTの需要を支えています。
使い道2:スニーカーのミント(新規作成)
ミントとは、2足のスニーカーを掛け合わせて、新しいスニーカーを生成することです。この際にGMTとGSTの両方が必要になります。ミントにより新しいスニーカーが生まれ、それを売却して利益を得たり、自分で使用したりすることができます。
ミントのコストはスニーカーのレベルやミント回数によって変動します。レベル10同士のスニーカーをミントする場合、200GMT程度が必要になることがあります。また、スニーカーのレア度(Common、Uncommon、Rare、Epic、Legendary)が高いほどコストも上昇します。
使い道3:ガバナンス(投票参加)
GMTを保有していると、STEPNの運営に関する意思決定に参加できます。プロジェクトの方向性、新機能の導入、エコシステムの改善案などについて、投票権を行使できます。これはGMTが「ガバナンストークン」と呼ばれる理由であり、保有者はプロジェクトの未来に影響を与える権利を持ちます。
投票参加により、ユーザーの声が運営に反映される可能性があります。ただし、投票権の影響力は保有量に応じて変わるため、大量保有者の意見が通りやすい構造になっています。
使い道4:GMT DAOへの参加
GMTを一定量保有またはステーキングすることで、GMT DAO(分散型自律組織)に参加できます。DAOとは「Decentralized Autonomous Organization」の略で、中央管理者なしにメンバーの投票で運営される組織形態です。
DAOのメンバーは、より積極的にプロジェクトの運営に関与でき、運営チームとの情報共有や特別なイベントへの参加などのメリットがあることがあります。ただし、DAO参加には一定以上のGMT保有が条件となる場合があります。
使い道5:他の仮想通貨への交換
GMTは、USDC(ステーブルコイン)やSOL(ソラナ)などの他の仮想通貨に交換できます。STEPNアプリ内で直接交換するか、外部の仮想通貨取引所で売却することが可能です。稼いだGMTを現金化したい場合、取引所を通じて他の仮想通貨に交換し、最終的に日本円に換金することができます。
GMTの使い道は、主に「上級ユーザー向け」の機能に集中しています。ゲームを始めたばかりのユーザーは、まずGSTを稼ぐことになります。GMTの獲得や使用は、ゲームを長く続けて高レベルに達したユーザーにとって重要になります。初心者がいきなりGMTを大量に必要とすることはありません。
GMTの技術的特徴と経済設計
GMTの技術的・経済的な特徴を確認しましょう。GMTがどのような仕組みで価値を維持しようとしているのか、その設計思想を理解することが重要です。
特徴1:発行上限60億枚と希少性設計
GMTの発行上限は60億枚で固定されています。これにより、GSTのように無制限に発行されることはなく、希少性が維持される仕組みになっています。ビットコインの発行上限2100万枚と同様の考え方で、供給量に上限を設けることで長期的な価値を保護しています。
また、GMTの放出量は3年ごとに半減するスケジュールが予定されており、時間の経過とともに新規供給量は減少していきます。これにより、市場に流通するGMTの量が急激に増加することを防いでいます。
特徴2:バーン(焼却)による供給量調整
運営チームは四半期ごとに利益の一部を使ってGMTを市場から買い戻し、バーン(焼却)を実施しています。バーンとは、トークンを特定のアドレス(誰もアクセスできないアドレス)に送ることで、永久に使用不能にする仕組みです。
バーンにより流通量が減少すると、理論上は1枚あたりの価値が相対的に上昇します。これはデフレ的なトークン設計と呼ばれ、長期保有者にとって有利な仕組みです。ただし、バーンだけで価格が上昇するわけではなく、需要とのバランスが重要です。
特徴3:マルチチェーン対応の柔軟性
GMTは、複数のブロックチェーンに対応しています。これにより、ユーザーは自分の好みや手数料の状況に応じてチェーンを選択できます。
- Solana:STEPNの主要チェーン。手数料が安く高速処理が特徴
- BNB Chain(BSC):2022年4月から対応。Binance系のエコシステムとの連携
- Ethereum:一部の用途で対応。最も普及しているチェーンとの互換性
- Polygon:より低コストでの取引が可能
マルチチェーン対応により、1つのブロックチェーンに問題が発生しても、他のチェーンでGMTを利用できるというリスク分散効果があります。
特徴4:FSLエコシステムとの連携拡大
GMTは、STEPNだけでなく、運営会社Find Satoshi Lab(FSL)が展開する他のサービスとも連携しています。これにより、STEPN以外でもGMTの利用シーンが拡大しています。
- STEPN GO:STEPNの後継アプリ。新機能やソーシャル要素が追加
- GMT Pay:MastercardとApple Pay/Google Payに対応した決済サービス(2025年開始)。日常の買い物でGMTを使用可能
- DOOAR:NFTマーケットプレイス
- FSLエコシステム全体でのユーティリティ拡大
特にGMT Payは、仮想通貨を日常生活で使用できる実用的なサービスとして注目されています。これにより、ゲーム以外でのGMTの需要が生まれる可能性があります。
GMTの入手方法を解説
GMTを入手する方法は、主に3つあります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。
方法1:仮想通貨取引所で購入する
最も一般的な方法は、仮想通貨取引所でGMTを購入することです。GMTは多くの海外取引所で取り扱いがあります。
GMTの取り扱いがある主な取引所の例
- Binance(世界最大級の取引所)
- Bybit(デリバティブ取引も充実)
- OKX(多様な取引ペアを提供)
- Gate.io、KuCoin、その他多数
日本国内の金融庁登録取引所ではGMTの直接的な取り扱いが限られる場合があります。多くの日本人ユーザーは、国内取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、海外取引所に送金してGMTに交換する方法を取っています。ただし、海外取引所の利用には様々なリスクがあるため、十分な調査と自己判断が必要です。
方法2:STEPN内でGSTから交換する
STEPNユーザーの場合、アプリ内でGSTをGMTに交換することができます。歩いて稼いだGSTを使ってGMTを入手する方法です。為替レートはリアルタイムで変動するため、交換タイミングによって得られるGMTの量は異なります。
この方法のメリットは、外部の取引所を使わずにアプリ内で完結できることです。ただし、GSTの価格が低迷している場合、多くのGSTを消費してもわずかなGMTしか得られない可能性があります。
方法3:ゲーム内で直接獲得する(Lv30スニーカー)
レベル30のスニーカーで歩くと、GST以外にGMTも報酬として獲得できます。これはSTEPN内でGMTを「稼ぐ」唯一の方法です。ただし、スニーカーをレベル30まで上げるには相当な時間、費用、そしてGMTの消費が必要なため、実質的には上級ユーザー向けの方法です。
レベル30に到達するまでのコスト(GMT消費など)と、レベル30で獲得できるGMT報酬のバランスは、ゲームの経済状況によって変動します。必ずしも元が取れるとは限らないため、投資計算を慎重に行う必要があります。
海外取引所の利用には、日本の法規制との関係や、取引所のセキュリティリスク、カウンターパーティリスクなどがあります。取引所が破綻した場合、預けている資産を失う可能性があります。利用前に十分な調査と自己判断が必要です。この記事は特定の取引所の利用を推奨するものではありません。
GMTの価格推移と歴史
GMTの価格の歴史を簡単に振り返りましょう。価格変動の歴史を知ることで、仮想通貨投資のリスクを理解することができます。
2022年:爆発的な上昇と急落
GMTは2022年3月にローンチされ、STEPNの人気急上昇に伴い価格が急騰しました。2022年4月には4.1ドル(約550円)を超える史上最高値を記録しています。わずか1ヶ月程度でローンチ価格から100倍以上に上昇するという驚異的な値動きでした。
しかし、その後は仮想通貨市場全体の下落(いわゆる「クリプト・ウィンター」)や、STEPNのユーザー減少、中国でのサービス制限発表などを受け、価格は急激に下落しました。史上最高値からわずか数ヶ月で90%以上の下落を記録しています。
2022年後半〜2023年:長期下落トレンド
仮想通貨市場全体の冬の時期に加え、Move to Earnブームの沈静化により、GMTの価格は下落を続けました。GSTの価格暴落に伴い、STEPN自体の収益性が大幅に低下し、新規ユーザーの参入も減少しました。この期間、最安値では0.1ドル台(約15円前後)まで下落しています。
2024年〜2026年現在:底値圏での推移
2026年1月現在、GMTの価格は0.04ドル台(約6円前後)で推移しています。史上最高値からは約99%の下落となっています。STEPN GOの展開やGMT Payなどの新サービスの発表により、一定の需要は維持されていますが、2022年のような価格水準に戻る見通しは不透明です。
GMTの価格は、最高値から99%以上下落した歴史があります。仮想通貨は価格変動が非常に激しく、投資したお金をほぼ全て失うリスクがあります。過去の価格推移は、将来の価格を保証するものではありません。仮想通貨への投資は、失っても生活に影響のない余裕資金の範囲内で、自己責任で行ってください。
リスクと注意点を把握する
GMTやSTEPNに関わるリスクを正しく理解しておきましょう。投資判断を行う前に、これらのリスクを十分に認識することが重要です。
リスク1:価格変動リスク(ボラティリティ)
GMTは他の仮想通貨と同様に、価格が大きく変動します。特にゲームトークンは、ゲームの人気に価格が左右されやすい傾向があります。GMTの場合、STEPNのユーザー数やアクティビティに価格が連動するため、ゲームの人気低下が直接的な価格下落につながる可能性があります。
また、仮想通貨市場全体の動向(ビットコインの価格変動など)にも影響を受けます。1日で10〜20%以上の価格変動も珍しくないため、心理的に耐えられるかどうかも重要な判断材料です。
リスク2:ゲームの持続性リスク
STEPNのようなブロックチェーンゲームは、ユーザー数や人気に依存する部分が大きいです。ユーザーが減少すると、ゲーム内経済が縮小し、トークンの需要も減少します。実際に2022年のブーム後、STEPNのユーザー数は大幅に減少しました。
運営チームが開発を継続するためには収益が必要ですが、ユーザー減少により収益が悪化すれば、プロジェクトの存続自体が危うくなる可能性もあります。
リスク3:初期投資の回収困難リスク
STEPNを始めるには、NFTスニーカーを購入する必要があります。スニーカーの価格は変動し、購入時の投資を回収できない可能性があります。2022年にはスニーカー1足で10万円以上した時期もありましたが、現在は価格が大幅に下落しています。
「歩いて稼ぐ」というコンセプトは魅力的ですが、初期投資を回収できるかどうかは市場状況に依存します。「必ず儲かる」わけではないことを理解しておく必要があります。
リスク4:規制・法律リスク
仮想通貨やNFTゲームに対する各国の規制は、今後変更される可能性があります。実際に2022年には中国でのSTEPNサービス制限が発表され、価格暴落の一因となりました。日本でも仮想通貨に関する税制や規制が変更される可能性があります。
リスク5:技術的・セキュリティリスク
スマートコントラクトのバグやハッキング、ブロックチェーンの問題などにより、資産が失われるリスクがあります。過去には様々な仮想通貨プロジェクトでハッキング事件が発生しています。また、ウォレットの秘密鍵を紛失したり、フィッシング詐欺に遭ったりするリスクもあります。
- 投資するお金は「なくなっても生活に影響のない余裕資金」か
- ゲームの仕組みとリスクを理解しているか
- 初期投資の回収ができなくても受け入れられるか
- 仮想通貨の税金について理解しているか(確定申告が必要になる場合あり)
- 詐欺やフィッシングへの対策ができているか
よくある質問(Q&A)
Q1:GMTを買えば儲かりますか?
GMTの価格が将来上昇するかどうかは、誰にもわかりません。過去には大きく値上がりした時期もありますが、その後99%以上下落した歴史もあります。「過去に上がったから今後も上がる」「有名なプロジェクトだから安心」といった根拠のない期待は危険です。投資には元本を失うリスクがあることを理解した上で、自己責任で判断してください。
Q2:STEPNで実際にいくら稼げますか?
稼げる金額は、スニーカーの種類・レベル・エネルギー量・GSTの価格など、多くの要因によって変動します。また、GSTの価格自体が変動するため、日本円換算での収益は常に変化します。「1日○円稼げる」という情報を見かけることがありますが、それはその時点での一例に過ぎず、将来も同じ金額を稼げる保証はありません。
Q3:GMTとGST、どちらを持っておくべきですか?
それぞれ役割が異なります。GSTはゲームを続けるために消費するトークン、GMTは長期的な価値保存や高レベル機能のためのトークンです。どちらを持つかは、ゲームへの関わり方や投資方針によります。ゲームを積極的にプレイするならGSTが必要になり、長期保有や投票参加を重視するならGMTを持つ意味があります。
Q4:日本の取引所でGMTは買えますか?
2026年1月現在、日本国内の主要な金融庁登録取引所でのGMT直接取り扱いは限定的です。多くのユーザーは、国内取引所で他の仮想通貨を購入し、海外取引所でGMTに交換しています。ただし、海外取引所の利用にはリスクが伴うため、自己責任で判断してください。
Q5:STEPNはまだ稼げますか?(2026年現在)
STEPNは2022年のブームから落ち着いていますが、継続してサービスは運営されています。STEPN GOなどの新サービスも展開されています。ただし、2022年のような大きな収益を期待することは現実的ではない可能性があります。「歩くだけで大金が稼げる」という期待は持たず、運動習慣をつけるためのツールとして割り切って使うのも一つの考え方です。最新の状況は、公式サイトやコミュニティで確認してください。
Q6:GMTの税金はどうなりますか?
日本では、仮想通貨で得た利益は「雑所得」として課税される場合があります。GMTを売却して利益が出た場合や、GSTをGMTに交換した場合も課税対象になる可能性があります。年間の利益が一定額を超えると確定申告が必要になります。税金については税理士や国税庁のWebサイトで最新情報を確認してください。
まとめ:GMTの基本を理解しよう
この記事では、仮想通貨GMT(Green Metaverse Token)について詳しく解説しました。
- GMTは「Move to Earn」アプリSTEPNのガバナンストークン
- GMT(ガバナンス・希少性)とGST(ユーティリティ・消費用)で役割が分かれている
- GMTは発行上限60億枚で固定、GSTは無制限に発行される
- 主な使い道:高レベルアップ、ミント、ガバナンス投票、交換
- 入手方法:取引所で購入、アプリ内交換、Lv30で獲得
- 価格は最高値から99%以上下落した歴史がある
- ゲームトークンには価格変動・持続性・規制など多くのリスクがある
GMTは、STEPNというNFTゲームのエコシステムを支えるトークンです。2022年に大きな話題となり、「歩いて稼げる」というコンセプトで多くのユーザーを集めましたが、その後は市場の変化とともに価格も大幅に下落しています。
ゲームトークンは、ゲームの人気や市場環境に大きく影響を受けます。「歩いて稼げる」という魅力的なコンセプトの裏には、価格変動リスク、初期投資の回収リスク、プロジェクトの持続性リスクなど、多くの不確実性があることを理解しておく必要があります。
仮想通貨への関わり方は人それぞれですが、「必ず儲かる」「リスクがない」という甘い言葉には注意が必要です。GMTやSTEPNに限らず、仮想通貨は投資したお金を全て失う可能性がある資産クラスです。必ず余裕資金の範囲内で、自己責任で判断するようにしてください。
この記事がGMTとSTEPNの仕組みを理解するきっかけになれば幸いです。

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