「仮想通貨って今後どうなるの?」「将来性はあるの?」「規制はどう変わっていくの?」
仮想通貨(暗号資産)に興味を持ったとき、多くの人が気になるのが「今後の展望」です。しかし、ニュースを見ても専門用語が多く、結局よくわからない…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、仮想通貨の今後について、規制・技術・市場の3つの観点からわかりやすく解説します。特定の銘柄をおすすめしたり、「買うべき」「売るべき」といった投資助言をすることはありません。あくまで「今後どのような変化が予想されているか」を理解するための教科書としてお読みください。
- 仮想通貨を取り巻く規制の動向(日本・海外)
- ブロックチェーン技術の発展と実用化の現状
- 仮想通貨市場の構造的な変化
- 今後注目されている分野と課題
- 長期的な視点で見るべきポイント
なぜ「仮想通貨の今後」が注目されるのか

仮想通貨の将来について多くの人が関心を持つ理由を整理してみましょう。
変化のスピードが速い分野
仮想通貨・ブロックチェーンの世界は、変化のスピードが非常に速いのが特徴です。数年前には存在しなかった技術やサービスが次々と登場し、規制も頻繁に見直されています。
たとえば、2017年に日本で仮想通貨の法規制が始まってからわずか数年で、NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)といった新しい概念が登場しました。このような急速な変化は、株式や不動産といった従来の資産クラスではあまり見られないものです。
そのため、「今後どうなるか」を把握しておくことは、仮想通貨を正しく理解する上で重要になります。
規制が整備途上である
仮想通貨は比較的新しい技術であるため、法制度や税制の整備が追いついていない部分があります。日本では2017年に資金決済法が改正され、仮想通貨取引所の登録制が導入されましたが、それから約8年が経過した現在も、税制をはじめとする制度面での議論が続いています。
規制の方向性によって、仮想通貨の利用しやすさや普及のスピードは大きく変わります。そのため、規制動向を理解することは、仮想通貨の今後を考える上で欠かせません。
技術の進化が続いている
ブロックチェーン技術は日々進化しています。初期の課題であった処理速度の遅さや電力消費の多さといった問題に対して、さまざまな解決策が開発されてきました。
たとえば、イーサリアムは2022年に「The Merge」と呼ばれる大型アップグレードを実施し、電力消費を大幅に削減しました。このような技術的な進歩は、仮想通貨の実用性や社会への浸透に大きな影響を与えます。
この記事で紹介する「今後の動向」は、あくまで現時点での情報や見通しに基づいたものです。仮想通貨は価格変動が大きく、将来の動向を正確に予測することは誰にもできません。投資判断は、ご自身の責任で行ってください。
日本における規制の動向
まず、日本国内の規制がどのように変化しているかを見ていきましょう。
現在の法制度の枠組み
日本では、仮想通貨(法律上は「暗号資産」)に関する主な法律として資金決済法と金融商品取引法があります。
資金決済法では、仮想通貨取引所を運営する事業者は「暗号資産交換業者」として金融庁への登録が義務付けられています。登録業者は、顧客資産の分別管理や本人確認、セキュリティ対策などの義務を負います。
一方、金融商品取引法は、仮想通貨のデリバティブ(派生商品)取引やICO(新規仮想通貨公開)などを規制しています。
税制改正の議論
日本における仮想通貨の税制は、しばしば議論の対象となっています。現在、仮想通貨の売却益は「雑所得」として課税され、所得税の累進課税が適用されます。最高税率は所得税・住民税を合わせて約55%にも達します。
これに対して、株式の売却益は「申告分離課税」として一律約20%で課税されます。この税率の差が、仮想通貨の普及を妨げているという指摘があります。
2025年時点では、金融庁を中心に税制改正の議論が進められています。具体的には、以下のような内容が検討されています。
- 総合課税から申告分離課税への変更
- 損失の繰越控除の導入
- 仮想通貨ETF(上場投資信託)の解禁
ただし、これらが実際に実現するかどうかは、今後の政策決定次第です。税制は毎年の税制改正大綱で決まるため、継続的にニュースをチェックすることが重要です。
申告分離課税:他の所得とは分けて、一定の税率で課税される方式。株式の売却益などに適用されている。総合課税(累進課税)に比べて、高所得者にとっては税負担が軽くなる傾向がある。
情報開示の義務化
金融庁は、仮想通貨を発行する事業者に対して、定期的な情報開示を義務化する方針を示しています。具体的には、以下のような内容の開示が求められる見込みです。
- 発行者による仮想通貨の保有状況
- 追加の発行計画
- 調達資金の使途
- プロジェクトの進捗状況
これは、投資家保護の観点から重要な動きです。情報開示が義務化されれば、詐欺的なプロジェクトを見分けやすくなり、市場の健全化につながることが期待されます。
ステーブルコインの規制
ステーブルコイン(価格が法定通貨などに連動するように設計された仮想通貨)についても、規制の整備が進んでいます。2023年6月に施行された改正資金決済法により、日本国内でのステーブルコイン発行に関するルールが明確化されました。
ステーブルコインは、価格変動が小さいため決済手段として使いやすいという特徴があります。規制が整備されることで、企業による利用が広がる可能性があります。
海外の規制動向

仮想通貨はグローバルな資産であるため、海外の規制動向も重要です。
アメリカの動向
アメリカでは、2025年にトランプ政権が発足し、仮想通貨に対する姿勢が大きく変わりました。トランプ大統領は選挙戦中から「米国を暗号資産の中心にする」と公言しており、就任後には仮想通貨推進に関する大統領令に署名しました。
具体的な政策としては、以下のような内容が打ち出されています。
- SEC(証券取引委員会)による規制の緩和
- 決済手段としての仮想通貨活用の推進
- 技術革新への支援策
- ビットコイン準備金構想
特に注目されているのが「ビットコイン準備金」の構想です。テキサス州では州の財政準備金の一部をビットコインで保有することを認める法案が可決されるなど、公的機関による仮想通貨保有の動きが広がっています。
また、ステーブルコインに関する法案「GENIUS法」が成立し、米国内での発行・保有・流通に関するルールが整備されつつあります。
ヨーロッパの動向
EU(欧州連合)では、MiCA(Markets in Crypto-Assets)規制が2024年から段階的に施行されています。これは、仮想通貨に関する包括的な規制枠組みであり、EU加盟国全体で統一されたルールを適用するものです。
MiCA規制の主な内容は以下のとおりです。
- 仮想通貨発行者への情報開示義務
- 取引所やウォレット提供者への認可制度
- ステーブルコイン発行者への資本要件
- 消費者保護のためのルール
ヨーロッパは、包括的な規制を先行して導入することで、仮想通貨市場の健全化と投資家保護を図っています。
その他の国々
世界各国の仮想通貨に対する姿勢はさまざまです。
積極的な国:シンガポール、スイス、ドバイなどは、仮想通貨・ブロックチェーン関連企業の誘致に積極的です。税制優遇や規制の明確化により、多くの企業が拠点を構えています。
慎重な国:中国は仮想通貨取引を全面的に禁止しています。一方で、国家が発行するデジタル人民元(CBDC)の開発は進めており、民間の仮想通貨と国家デジタル通貨を明確に区別しています。
法定通貨として採用した国:エルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨として採用した世界初の国となりました。その後、中央アフリカ共和国も同様の措置を取りました。
規制は国によって大きく異なります。仮想通貨はインターネットを通じて国境を越えて取引できるため、どの国の規制が適用されるかは複雑な問題です。日本に住んでいる場合は、原則として日本の法律・規制に従う必要があります。
ブロックチェーン技術の発展
仮想通貨の基盤となるブロックチェーン技術は、日々進化しています。
スケーラビリティの改善
ブロックチェーンの課題の一つがスケーラビリティ(拡張性)です。初期のブロックチェーンは、処理できるトランザクション(取引)の数に限りがありました。ビットコインは1秒あたり約7件、イーサリアムは約15件程度しか処理できないと言われています。
これに対して、クレジットカードのVISAネットワークは1秒あたり数万件の処理が可能です。この処理能力の差が、仮想通貨の実用化を妨げる要因の一つでした。
この課題を解決するために、さまざまな技術が開発されています。
レイヤー2技術:メインのブロックチェーン(レイヤー1)の上に、追加の処理層(レイヤー2)を構築する技術です。ビットコインの「ライトニングネットワーク」や、イーサリアムの「Optimism」「Arbitrum」などがあります。レイヤー2を使うことで、処理速度を大幅に向上させながら、メインチェーンのセキュリティを活かすことができます。
シャーディング:ブロックチェーンのデータを複数の「シャード」に分割し、並列処理を可能にする技術です。イーサリアムでは、今後のアップグレードでシャーディングの導入が予定されています。
エネルギー効率の改善
ビットコインをはじめとする初期の仮想通貨は、PoW(Proof of Work)という仕組みを使っています。PoWでは、複雑な計算問題を解くことでブロックを生成し、その報酬として仮想通貨を得ます。この仕組みは「マイニング」と呼ばれ、大量の電力を消費します。
環境への影響が懸念される中、より省エネルギーな仕組みとしてPoS(Proof of Stake)が注目されています。PoSでは、計算能力ではなく、保有している仮想通貨の量に応じてブロック生成の権利が与えられます。
イーサリアムは2022年9月に「The Merge」と呼ばれるアップグレードを実施し、PoWからPoSに移行しました。この結果、イーサリアムのエネルギー消費は約99.95%削減されたと報告されています。
PoW(Proof of Work):計算能力を使ってブロックを生成する仕組み。セキュリティは高いが、エネルギー消費が多い。
PoS(Proof of Stake):仮想通貨の保有量に基づいてブロックを生成する仕組み。エネルギー効率が良いが、保有量の多い参加者に権力が集中しやすいという課題もある。
スマートコントラクトの進化
スマートコントラクトとは、あらかじめ定められた条件が満たされると自動的に実行されるプログラムのことです。イーサリアムをはじめとする多くのブロックチェーンで利用されています。
スマートコントラクトの活用例としては、以下のようなものがあります。
- 分散型取引所(DEX):中央管理者なしで仮想通貨の交換ができる
- レンディングプロトコル:仮想通貨の貸し借りを自動化
- NFTマーケットプレイス:デジタルコンテンツの売買・所有権管理
- 保険:条件を満たすと自動的に保険金が支払われる
今後は、スマートコントラクトのセキュリティ向上や、より複雑な処理を可能にする技術の開発が進むと予想されています。
プライバシー技術の発展
ブロックチェーンは取引の透明性が高い一方で、プライバシーの保護が課題となることがあります。すべての取引が公開されることで、取引パターンから個人を特定されるリスクがあります。
この課題に対応するため、以下のような技術が研究・開発されています。
- ゼロ知識証明:情報そのものを開示せずに、その情報が正しいことを証明する技術
- マルチパーティ計算:複数の参加者が、お互いのデータを見ることなく共同で計算を行う技術
イーサリアムの今後のアップグレードでは、プライバシー機能の強化が予定されています。
ブロックチェーンの実用化事例
仮想通貨の基盤技術であるブロックチェーンは、金融以外の分野でも活用が進んでいます。
サプライチェーン管理
製品の原材料から製造、流通、販売までの過程を追跡・記録するためにブロックチェーンが活用されています。改ざんが困難なブロックチェーンの特性を活かし、製品の真正性や品質を保証することができます。
具体的な例としては、以下のようなものがあります。
- 食品のトレーサビリティ(産地や加工履歴の追跡)
- 高級ブランド品の偽造防止
- 医薬品の流通管理
日本企業では、日本通運が輸送システムにブロックチェーンを活用した事例があります。
著作権・知的財産管理
デジタルコンテンツの著作権管理にブロックチェーンを活用する動きがあります。ソニーは音楽著作権管理システムにブロックチェーンを導入し、権利関係の透明化と効率化を図っています。
NFT(非代替性トークン)も、デジタルコンテンツの所有権を証明する技術として注目されました。アート作品やゲームアイテムなどの所有権をブロックチェーン上で管理することで、二次流通時にもクリエイターへの還元が可能になります。
行政・公共サービス
行政分野でもブロックチェーンの活用が検討されています。
- 投票システム:改ざん困難な電子投票の実現
- 土地登記:不動産の権利関係情報の管理
- 行政予算の可視化:税金の使途を透明化
- 地域通貨:自治体が発行するデジタル地域通貨の管理
ただし、行政分野での大規模な実用化には、法制度の整備や既存システムとの連携など、多くの課題が残されています。
医療・ヘルスケア
医療分野では、臨床試験データの管理や医療記録の共有にブロックチェーンを活用する試みがあります。サスメド社は臨床試験のモニタリングにブロックチェーンを活用し、データの信頼性を高めています。
また、個人の医療記録を安全に保管・共有するためのプラットフォームも開発されています。患者自身が自分の医療データをコントロールし、必要な医療機関と共有できる仕組みです。
モビリティ・自動車
自動車産業でもブロックチェーンの活用が進んでいます。デンソーは走行データのトレーサビリティにブロックチェーンを活用しています。
今後は、自動運転車のデータ管理や、シェアリングサービスでの車両利用履歴の管理などへの応用が期待されています。
ブロックチェーンの活用は、必ずしも「仮想通貨」を使うわけではありません。ブロックチェーンという「技術」を、データ管理や証明のために使うケースも多くあります。仮想通貨はブロックチェーン技術の応用例の一つにすぎません。
市場構造の変化

仮想通貨市場は、その構造自体が変化しつつあります。
機関投資家の参入
かつて仮想通貨市場は、個人投資家が中心でした。しかし近年、機関投資家(年金基金、保険会社、投資ファンドなど)の参入が進んでいます。
2024年1月には、アメリカでビットコイン現物ETF(上場投資信託)が承認されました。ETFは従来の証券口座から購入できるため、仮想通貨取引所に口座を開設しなくても、間接的にビットコインに投資できるようになりました。これにより、機関投資家が仮想通貨市場に参入しやすくなりました。
機関投資家の参入には、以下のような影響があると考えられています。
- 市場の流動性の向上
- 価格変動の緩和(長期的には)
- 市場の成熟化・制度化の進展
公的機関による保有
2025年に入り、公的機関によるビットコイン保有の動きが注目されています。
- アメリカ:トランプ政権がビットコイン準備金構想を打ち出し
- テキサス州:州として初めてビットコイン購入に踏み切る
- チェコ中央銀行:試験的にビットコインを購入
これらの動きは、仮想通貨が「投機的な資産」から「準備資産」としての地位を獲得しつつあることを示しています。ただし、こうした動きが今後どこまで広がるかは不透明です。
決済手段としての利用
仮想通貨を決済手段として利用する動きも徐々に広がっています。ライトニングネットワークなどのレイヤー2技術の発展により、少額決済(マイクロペイメント)の実用性が向上しています。
一部の企業では、仮想通貨での支払いを受け付けるところも出てきました。ただし、価格変動の大きさや、税務処理の複雑さから、日常的な決済手段としての普及には課題が残されています。
ステーブルコインの成長
価格が安定しているステーブルコインの利用が拡大しています。代表的なステーブルコインであるUSDT(テザー)やUSDC(USDコイン)は、米ドルと連動するように設計されており、仮想通貨取引における基軸通貨的な役割を果たしています。
ステーブルコインは、国際送金や決済の分野での活用が期待されています。従来の国際送金は手数料が高く、時間もかかりましたが、ステーブルコインを使えば、より安価で迅速な送金が可能になります。
今後の課題
仮想通貨・ブロックチェーンには、まだ解決すべき課題があります。
セキュリティリスク
仮想通貨取引所のハッキング事件や、DeFiプロトコルの脆弱性を突いた攻撃は、今も発生しています。技術が進歩する一方で、攻撃手法も高度化しており、セキュリティの強化は継続的な課題です。
特にスマートコントラクトのバグや脆弱性は、発見が難しく、発見されたときには既に被害が発生していることもあります。コードの監査(オーディット)や、形式検証といった技術の重要性が高まっています。
詐欺・不正の問題
仮想通貨の世界では、残念ながら詐欺的なプロジェクトも存在します。「必ず儲かる」といった誇大広告や、実体のないプロジェクトへの投資を勧誘する詐欺は後を絶ちません。
規制の整備や、投資家教育の推進が求められています。また、利用者自身も、うまい話には裏があると心得て、十分な調査(DYOR: Do Your Own Research)を行うことが重要です。
環境への影響
ビットコインのマイニングによる電力消費は、環境問題として指摘されています。イーサリアムはPoSへの移行で電力消費を削減しましたが、ビットコインは引き続きPoWを使用しています。
一方で、マイニングに再生可能エネルギーを使用する動きや、余剰電力の有効活用といった取り組みも進んでいます。この問題については、さまざまな見方があり、議論が続いています。
技術的なハードル
ブロックチェーン技術を実際に活用するには、まだ技術的なハードルがあります。
- ユーザーインターフェースの改善(秘密鍵の管理など)
- 既存システムとの連携
- 異なるブロックチェーン間の相互運用性
- プライバシーとトランザクションの透明性のバランス
これらの課題が解決されるにつれて、ブロックチェーン技術のより広範な普及が期待されます。
長期的な視点で見るべきポイント
仮想通貨の今後を考える上で、長期的な視点を持つことが重要です。
技術の成熟度
仮想通貨・ブロックチェーンは、まだ発展途上の技術です。インターネットも、登場から一般に普及するまでに20年以上かかりました。ブロックチェーンも同様に、技術の成熟と社会への浸透には時間がかかると考えられています。
短期的な価格変動に一喜一憂するよりも、技術がどのように進歩し、どのような問題を解決しているかに注目することが大切です。
規制の方向性
規制は、仮想通貨の普及に大きな影響を与えます。過度に厳しい規制はイノベーションを阻害し、逆に規制が緩すぎると詐欺や不正が横行します。
各国の規制当局は、「イノベーションの促進」と「投資家保護」のバランスを取ろうとしています。今後も規制環境は変化していくため、最新の動向を把握しておくことが重要です。
実用化の進展
仮想通貨やブロックチェーンが、実際に社会の役に立っているかを見ることも重要です。投機的な取引だけでなく、送金、決済、サプライチェーン管理、著作権管理など、実際のユースケースがどれだけ広がっているかに注目しましょう。
実用化が進むほど、仮想通貨・ブロックチェーンの「本当の価値」が明らかになっていきます。
- 技術的な課題がどのように解決されているか
- 規制がどのような方向に向かっているか
- 実際のユースケースがどれだけ広がっているか
- 機関投資家や公的機関の参入状況
- 一般の人々の認知度・理解度
よくある質問(Q&A)
仮想通貨の今後について、よくある質問にお答えします。
Q1:仮想通貨はなくなりませんか?
仮想通貨が「完全になくなる」可能性は低いと考えられています。ビットコインをはじめとする主要な仮想通貨は、世界中に分散したネットワークで運用されており、特定の国や組織が停止させることは困難です。
ただし、個別の仮想通貨プロジェクトが失敗したり、価値がなくなったりする可能性はあります。特に小規模なプロジェクトには、そのリスクがあることを理解しておきましょう。
Q2:規制が厳しくなると価格は下がりますか?
規制の内容によります。適切な規制は、むしろ市場の健全化につながり、機関投資家の参入を促す可能性があります。一方、過度に厳しい規制は、市場の縮小につながる可能性があります。
重要なのは「規制があるかないか」ではなく、「どのような規制か」です。投資家保護と技術革新のバランスが取れた規制は、長期的には市場にとってプラスになると考えられています。
Q3:ビットコインとイーサリアムはどちらが将来性がありますか?
この質問に対する明確な答えはありません。ビットコインは「デジタルゴールド」としての価値保存手段としての地位を確立しつつあります。一方、イーサリアムはスマートコントラクトのプラットフォームとして、DeFiやNFTの基盤となっています。
両者は競合というより、異なる役割を果たしていると見ることもできます。どちらが「良い」かは、何を重視するかによって異なります。
Q4:CBDCが普及したら仮想通貨は不要になりますか?
CBDC(中央銀行デジタル通貨)は、中央銀行が発行するデジタル通貨です。日本でも「デジタル円」の検討が進んでいます。
CBDCと仮想通貨は、特徴が異なります。CBDCは中央銀行がコントロールする法定通貨のデジタル版であり、ビットコインのような「非中央集権的」な仮想通貨とは性質が異なります。両者が共存する可能性は十分にあります。
Q5:仮想通貨の情報はどこで得ればいいですか?
仮想通貨に関する情報は、以下のような情報源から得ることができます。
- 公式情報:各プロジェクトの公式サイト、公式SNS
- 規制関連:金融庁のウェブサイト、報道発表
- ニュースメディア:CoinPost、CoinDesk Japanなどの専門メディア
- 学術・研究機関:国立情報学研究所などの研究報告
情報を得る際は、複数の情報源を比較し、偏りがないか確認することが重要です。また、「必ず儲かる」といった投資を煽る情報には注意が必要です。
まとめ:変化を理解し、冷静な視点を持つ
この記事では、仮想通貨の今後について、規制・技術・市場の観点から解説しました。
- 日本では税制改正や情報開示義務化など、規制環境が変化しつつある
- アメリカではトランプ政権下で仮想通貨推進の姿勢が明確化
- ブロックチェーン技術は、スケーラビリティやエネルギー効率の面で進歩している
- 金融以外の分野でもブロックチェーンの実用化が進んでいる
- 機関投資家や公的機関の参入により、市場構造が変化している
- セキュリティ、詐欺、環境問題など、解決すべき課題は残されている
- 長期的な視点で、技術の成熟度や実用化の進展を見ることが重要
仮想通貨・ブロックチェーンの世界は、日々変化しています。今日の「最新情報」が、数ヶ月後には古くなっていることも珍しくありません。
だからこそ大切なのは、基本的な仕組みを理解した上で、継続的に情報をアップデートすることです。表面的なニュースに振り回されるのではなく、「なぜそうなるのか」という背景を理解することで、より冷静な判断ができるようになります。
この記事では、特定の銘柄をおすすめしたり、投資を勧めたりすることはしていません。仮想通貨への投資を検討する場合は、十分な調査を行い、リスクを理解した上で、ご自身の判断で行ってください。
仮想通貨の基本的な仕組みや、関連する用語について知りたい方は、当ブログの他の記事もぜひ参考にしてください。

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